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【読書感想文】得意だった子供の頃と、現在の大きな違い

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                                                                              Photo by Ben White on Unsplash

今週のお題「読書感想文」

 

子供の頃から読書が好きでした。それと同時に、読書感想文も好きでした。

夏休みの宿題で読書感想文が出ると、周りの友達が嫌がる中、私は「どの本について書こうか」とわくわくしていたほどでした。

 

大人になった今でも読書は大好きで、感想文こそ書く機会が無かったものの、読み終わった後にあれこれ考えたり、家族と感想を言い合ったりして楽しんでいます。

 

しかし、最近ブログを始めて、子供の頃との違いに気が付きました。

それは「スムーズに感想が書けなくなったこと」です。

 

 

私は元々、文章を読むことも書くことも好きだったためか、読書感想文だけでなく、作文や小論文を評価して頂ける機会が多々ありました。

 

小学校ではみんなの前で発表する機会をもらい、「長文なのに読みやすくて、最後まで飽きない良い文章」と褒められ、中学校では国語の先生から市の大会に推薦頂いたこともありました。

 

高校では、大学受験を控えた小論文の授業で、受験に熱心なことで有名だった先生から、「この小論文で不合格にする大学は絶対ない」とお墨付きをもらい、良い例としてクラスにコピーが配られるという光栄なこともありました。

それらは、今考えたら胸を張っていいくらいの特技だったと思います。

 

しかし当時の私はそれなりに嬉しく思っていたものの、それが特技だとは思わず、むしろ「誰でもできる」「特技にしては地味」と思っていました。

 

そして現在、大人になってブログを書いてみると、スムーズに文章が出てこないことも多く、それらが地味で当たり前のことなんかではなく、素晴らしいスキルだったんだなぁと痛感しています。

 

 

思えば、就職活動を含め、社会人になってから書く文章は、自分や会社の評価に関わることばかり。短いメールでさえも、上司や取引先への好感度などを気にして書いてしまいます。

 

それに慣れてしまったせいか、趣味でやっているはずのブログでも、ルールやレイアウト、どうやったらよりたくさん読んでもらえるかという話題性ばかりが気になり、何を書いたらいいかわからない時や、書くこと自体がしんどい時もあります。

 

アフィリエイトで収益を得るなら、もちろん考えなくてはならないことですが、そもそもブログを始めたのは「文章を書くのが楽しいからやってみよう!」と思ったからだったはず・・・。

 

読み手への細やかな配慮ができることも、ルールに則って読者を集めることも、大人として様々なスキルを身につけてきたからこそのもので、もちろん悪いことではありません。

 

しかし、「純粋に楽しむ」「好きなことに熱中する」という気持ちは、いつの間にか置いてきぼりになってしまっていたようです。

 

小・中・高で評価された時、いずれも賞や大会を狙って書いたものではありませんでした。先生方は文章の中に、私自身が本当に感じた・考えたことが、うまく表現されていたから選んでくださったのだと思います。

そしてそれは、文章を書くことが楽しんでいたからこそ表れたものだと感じます。

 

逆にスムーズに文章が出てこなくなったのは、あれこれ難しく考えすぎて自分の感じたこと・考えたことがわからなくなってしまっている、また、それらを素直に表現することに抵抗があるからだと思い至りました。

 

読書感想文を夢中で書いた夏休みのようにもっと楽しみながら書いてみよう、と原点を思い出させてくれた、そんな今週のお題でした。