【1月11日】【成人の日】20歳の自分に言いたいこと
昨日1月11日は「成人の日」でした。
ある番組で、街の人たちに「ハタチの自分に言いたいこと」をインタビューする企画をやっていて、人生いろいろだな・・・なんて思ったりしました。
私が成人を迎えたのはもうとっくの昔のことですが、「自分だったら何ていうかなぁ」と考えてみました。
皆さんなら、20歳の自分に何を伝えますか?
20歳の自分に言いたいこと
「行きたくなかったら行かなくていいよ」
おそらく20歳という、若く、しかしひとつの節目を迎えた自分へのメッセージなら、他にもっと言うことがあるのでしょうが、
私がパッと思い浮かんだのは「同窓会、行きたくなかったら行かなくていいよ」という言葉でした(笑)
今となっては自分がHSP(Highly Sensitive Person)で敏感すぎる気質のため、大勢が集まる場所や親しくない人との会話が必要な場面が苦手だと、よく理解しています。
久しぶりにあった友人との同窓会なんて、私にとっては地獄。
今なら絶対行きません。
しかし、当時は自分の性質を理解していなかったので、友人の誘いに合わせ、無理してしまったと思います。
本当ならば、20歳の自分にHSPについてアドバイスしたいところですが、急にそんなこと説明されても気持ち悪いでしょう(笑)
なので、まずは直近の苦痛を和らげるべく、「同窓会に無理していかなくていい」と伝えたいです。
同窓会の記憶
そんな私の成人の日の思い出もご紹介してきましょう。
私は最初、成人式には行くつもりはありませんでした。
その後に企画されていた同窓会にも出席する気はゼロでした。
私は中学を卒業してから、住まいは変わらなかったものの遠方の高校・大学に通っていたため、ほとんど地元の友達との交流がなかったからです。
冷めた人間だと思われるかもしれませんが、
「会いたい人には個人的に会うし、それ以外の特にわざわざ会いたいと思わない人と久しぶりに会ったからって、特に楽しいとは思えない。」
というタイプでした(笑)
しかし、卒業後も唯一仲の良かった友人に、「え、行かないの!?行くでしょ!?私のためにも一緒に行こうよ!」と言われ、断れずに出席することに。
成人式は「友人が行くなら行っとくか~」とは思っていたし、着飾って座ってるだけだったので良いとして。
問題はその後の同窓会。
まず、意外と人が集まっていたことに驚きました。
「みんな、そんなに会いたい人いるのかい?」「そこ、そんなに仲良かったっけ?」と終始疑問と困惑(笑)
私を誘ってくれた仲のいい友人は、とっても人が良く顔が広かったので(私を半ば強引に誘ったのも優しさからです)、たくさんの友人と思い出話に花を咲かせていましたが、私の方は「もう帰っていいかなぁ」とぼんやり思っていたのでした。
正直、その同窓会で誰かと話したかも、何を食べたかも、どこで開催されたかすら覚えていません(笑)
とにかく居心地が悪いという印象が残っているだけでした。
最後に
私はその後しばらく、そこそこ波乱万丈な人生を送り、HSPであることを理解していないがために苦しむ出来事にしばしば遭遇します。
しかし、過去の自分に言いたいことは、他にありません。
後悔も恥もたくさんあるけれど、過去をいじることで現在の自分が無くなってしまうなら、それはしたくないからです。
具体的に、「あの勉強はしておいた方がいい」とか、「将来はこうなるから備えておいた方がいい」とか言うこともできるけど、親が子供に「勉強しなさい」というのと同じくらい意味がない気がします。
20歳の時にはまだ知る由もない数年後の自分が、苦しいながらもしっかり頑張ってくれています。
おとといの自分も、昨日の自分も、今日の自分も生きているし、そしてきっと明日からも、私ならなんとかやっていくことでしょう。・・・たぶん(笑)
だから、あと他に言うことがあるとすれば、「こちらはこちらでなんとかやっていくから、ハタチの私もなんとかやってくれ!」とエールを送るくらいでしょうか。
さて、明日からも、20歳の自分の期待を背負って、適度に頑張ることにします。