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久しぶりに『天空の城ラピュタ』を観たので、すっごい今更だけど感想を言いたい

おそらくもう何百回も考察が行われ、その作品の素晴らしさについて語りつくされたであろうジブリ作品の代表格『天空の城ラピュタ』について、今更ながら感想を述べさせてください。

 

<もくじ>

 

 

今更ラピュタの感想を述べる訳

子供の頃、ジブリの影響で映画監督になるのが夢でした。

 

それくらいよく観ていたし、好きでした。

 

何かしらジブリのビデオが流れていたり、ビデオ持っているのに金曜ロードショーでも観る、みたいな。

 

「日本国民は、義務教育と同じレベルでジブリを見て育つ」と思いこんでいたので、大人になって「ジブリ見たことないんだよね」と言った知人の言葉が一瞬理解できないほど、根付いていました。

 

 

で、題名のことなんですが、「そんなに好きなら、なぜ今更そんな感想を?」と思うでしょう。

 

それには訳がございます。

 

理由①:親しみすぎてお腹いっぱいになったジブリ作品

要は、子供の頃あまりにも観過ぎて、早々にお腹いっぱいになってしまったんですよね。

 

前述したとおりビデオでも金曜ロードショーでも観て、しかもテーマソングの「君をのせて」はいろんなところで耳にしたし、学校で演奏も合唱もしました。

 

だから曲に関してはトトロの「さんぽ」と同じくらい、「もうしばらく聴かなくてもいいかな・・・」ってレベルでした。

 

ジブリのCDも持っていますが、「君をのせて」と「さんぽ」は飛ばして聴いていましたからね(笑)

 

 

映像に関してもフルで一本観ずとも、たまに放送される「名作アニメランキング!」みたいな感じのテレビ番組で、シータが空から降ってくるシーンがよく流れていましたよね。

 

作品に触れる機会が多すぎて、「わかったつもり」になっていたので、大きくなってから改めてじっくり観るタイミングを逃していました。

 

 

理由②:胸が痛むシーンも多く観るのが億劫になった

それだけなら、忘れた頃にふと観たくなるタイミングがありますが、ラピュタに関しては観るのは億劫でした。

 

それが自分でも不思議でした。ロマンが詰まった面白い作品なのに。

 

 

今回改めて観て、なんで億劫だったのか考えてみたんですが、他のジブリ作品に比べて胸の痛むシーンや人間の愚かしさがありありと書かれているからかな、と思いました。

 

そういう意味では「もののけ姫」も同じ感じもしますが。

 

例えば悪役キャラについて考えてみると、エボシ御前はサンの住む森にとっては脅威だけど、病気の人への理解があったりして村の人たちからは慕われていたし、最後には「ここを良い村にしよう」と、自然との共存を視野に入れた再建を宣言する。

 

主人公のサンとは立場が違っただけで愚かとはちょっと違うのかな、と。

 

それに比べ、「天空の城ラピュタ」のムスカは、軍の人間が落ちていくのを観て「人がゴミのようだ」とか言えちゃうくらい堕ちるとこまで堕ちたタイプの人間。

 

そのストーリー上の悪役キャラの違いが、全体の雰囲気を異なった方向に持っていっている気がします。

 

もちちろんコミカルなシーンも魅力的なキャラもたくさんいるラピュタですが、子供の頃の私は全体的に重たくて、悲しいシーンが多いというところを強くピックアップしてしまったのかもしれません。

 

 

 

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                                                             Photo by James Wainscoat on Unsplash



 

 

天空の城ラピュタ』を大人になってから観た感想

やっと感想です(笑)

 

前述した事情もあって、ちゃんと観たのは、もうほんと中学生ぶりくらいかもしれません。

 

それでも自分の中で「名作」ってインプットされ続けているんですから、ジブリ作品ってすごいですよね。

 

でも実際観たら、内容はやっぱり抜け落ちていました。

 

なによりドーラの魅力が薄れていたのが自分の中でショックでした(笑)

 

ほんとパワフルで素敵なおばあちゃん。あんな風に歳をとりたいですねぇ。

 

 

“冒険物語”から“人類へのメッセージ”へ

子供の頃は「シリアスな冒険物語」として観ていたんだな、と改めて思いました。

 

何しろ、メッセージ性のあるセリフが抜けに抜けていたので(笑)

 

龍の巣、空に浮いた街、ロボット、飛行石、乗り物・・・ロマンあふれる要素満載で今だってワクワクします。

 

しかし、シータがムスカに言った言葉

 

「今ならラピュタが何故滅びたか、私よくわかる。

(中略)どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可愛そうなロボット操っても、土から離れては生きられないのよ!」

 

ああこれが『天空の城ラピュタ』の本質的なテーマだったんだ、とやっと理解しました。

 

 

そして、クライマックス。

 

滅びの呪文を唱えるも、ラピュタはバラバラに砕け散り海に沈むのではなく、何百年と根を張り生きてきた大樹が飛行石ごと宇宙に持って行ってしまいます。

 

「木だ!あの木がみんな持ってっちまう!」と叫ぶドーラ。

 

ドーラ、説明ありがとう。超わかりやすい合いの手。

 

この物語に勝者がいるとしたら、それは植物、自然の力。

 

もはや人間の手では、後始末をすることも叶わないわけです。

 

それくらい、人類には到底太刀打ちできない、大きな力が自然にはあるんだ、と痛感したラストでした。

 

しかも、エンディングが流れている時、大樹はラピュタを抱えて宇宙まで飛んで行っているんですよね。

 

現実的には大気圏で燃え尽きるのでしょうから、巨大な飛行石が再び人類の手に渡ることもなく、全ては塵に。

 

自然が人類の変わりに尻拭いまでしてくれたような気がして、偉大さと共に、情けないような気持ちになりました。

 

 

最後に

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

 

長々とすみません。

 

おそらく世には宮崎駿監督の映画に込められた思いとかメッセージなどが特集されてたりするのでしょうが、私はそういうのは見ていません。

 

これは他の作品もそうなのですが、一度そういう意図があるとわかってしまうと、そうとしか見られなくなってしまうのが惜しいので、自分なりにその世界観をしゃぶりつくしてから、見るようにしています。

 

そのため、私の感想にも「そんなことは表現されていない」「そんなことはとっくにわかりきっている」と思われる方もいるでしょうが、そこのところお許しください。

 

 

「昔みた作品を、改めて見直したら全然感じ方が違った」というのはよくあることだと思います。

 

私は最近、家庭菜園を始めて土に触り、植物の成長を目の当たりにする機会が増えました。

 

そんなタイミングでこの作品を見て、色々と感じるものがありました。

 

そしてやっぱり名曲の数々・・・終始胸がいっぱいでした。

 

改めてじっくりと見直してよかったです。

 

よかったら、皆さまもどうぞ。

 

※この記事は、はてなブログ今週のお題「最近見た映画」に参加しています。