芸人・ヒロシさんを尊敬します!トーク番組『ボクらの時代』での話がとても興味深かった!
テレビはほとんど見ません。
そんな中、たまーに見る数少ないテレビ番組があります。
『ボクらの時代』
毎週日曜朝6時半からの30分、さまざまなジャンルのゲスト3人がトークをする番組。
先月の話題ですが11月15日放送回で、芸人のヒロシさんをはじめ、ソロキャンプ仲間の3人が出演していました。
そこでヒロシさんが語られていた内容に、とても心打たれました。
※トーク内容を一言一句覚えている訳ではなく、心打たれた部分やニュアンスで覚えています。実際のトークと多少異なる部分があるかもしれませんが、ご了承ください。
「テレビに出る仕事はしない」と自分で決めた 、ってすごい
その日の出演者は、ヒロシさん、バイきんぐ 西村さん、うしろシティ 阿諏訪さん、の三人。
阿諏訪さんがヒロシさんにソロキャンプを伝え、それに西村さんが「何楽しそうなことやってるんですか?」と加わったのが始まりだそうです。
撮影は屋外。
それぞれ一人用テントと焚火を前にトークをするという、ソロキャンパーならでは面白い風景でした。
トークはキャンプにハマったきっかけや、自分の性格のこと、ソロキャンパー仲間で結成された「焚火会」についてなど。
その中でも、ヒロシさんのトークで心打たれた部分があったので紹介したいと思います。
今ではYoutuberとして活躍され、ソロキャンプと言えば!と思いつくぐらいキャンプ通として知られていますよね。
今年の流行語大賞に選ばれた『ソロキャン』の代表としても呼ばれていました。
そんなヒロシさん、「最近テレビでみないな」と思っている方も多いでしょう。
華々しくご活躍されていた過去があると尚更、「一発屋」「干された」などと揶揄されることも多い芸能界。
しかしヒロシさんは、自分で「テレビの仕事はしない」と決め、事務所に伝えたそうです。
理由は、毎週のように新ネタを作らなければならない過酷さもあったそうですが、
バラエティー番組のひな壇が苦手だったということが大きかったそうです。
マイク一本で笑いを取る漫才に憧れてお笑いの道に進んだものの、人見知りで楽屋で他の出演者と一緒になるのも苦痛だったそうです。
流行語大賞の表彰式では、「こういう人の多い所が苦手なんですよ・・・そもそもが」とおっしゃっていましたね(笑)
そのため、ひな壇で他の芸人と掛け合いをしたり、積極的に目立ったりすることができず、苦しい思いをされていたとか。
そして、「テレビの仕事はしない」と決断した・・・
それを聞いて、シンプルに「すごいな!」って思いました。
テレビに出て、人気があって、お金を稼いでいた栄光を経験があった。
そんな世界を知っていたら、辛くてもなかなか手放すことが惜しくなってしまう気がします。
しかし、それらの栄光にしがみつくことなく、自分が気持ちよく仕事ができるフィールドに、自分で進んだ勇気を尊敬します。
Youtuberとして活躍「むしろ無料なのになんでやらないの?」
一方で、ソロキャンプの様子をYoutubeで配信し始めましたが、「芸人なのにYoutuber?」という雰囲気があったようです。
これは私の勝手な妄想ですが、「芸人なんだからネタで勝負しろ」とか「売れなくなったからYoutuberになったの?」とか、言う人いそうですもんね・・・
私ならそこで縮こまってしまいそうですが、ヒロシさんはそこで
「いやいや、むしろ無料なのになんでやらないの?」
と思ったそうです。
これは新しいことに挑戦しようと思っている人にとっては心強い言葉だと思います。
実は私も、Youtubeで大好きなゲームの実況配信をするのが、密かな夢です。(;´∀`))えへへ
そして、自分の好きなポイントや感動したところを、世の中の誰かと共有してみたいな、と思っています。
けれど、「今更感あるよなぁ・・・」とか「別に上手なわけじゃないしなぁ」と怖気づいています。
でも、そうですよね・・・誰に迷惑かけるわけでもないし、やってみるだけタダだし、怖気づく理由がないんですよね。
「むしろ、なんでやらないの?」というヒロシさんの言葉が、耳に残ったままです。
成功のかたち
自分の心に従って決断した結果、自分の好きなフィールドで、気の合う人たちと気持ちよく仕事ができている。
おそらく今ではある程度の収入もあり、生活には困らない程ではないでしょうか。
世の中に「成功」のかたちはたくさんありますが、これを「成功」と呼ばずになんとよぶのでしょう!
数ある分岐点のどこかで・・・
「収入が減るかも」
「せっかくテレビに出れたし、頑張らなきゃ」
「芸人なのにキャンプの動画でYoutuberになるなんて」
・・・と考え、歩みを止めていたら、今のヒロシさんはありません。
自分のフィールドで楽しく仕事をしているヒロシさん。
そんな、心から楽しそうにしている様子をみると、こちらまで楽しさや好きだという気持ちが伝わってきて、あたたかい気持ちになるものです。
自分の心の声を大事に、勇気をもって踏み出すことが、自分自身にも周囲にもいい影響を与えるんだなぁ、と実感したお話でした。