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【前編】『劇団四季ミュージカル』の再開を待ちながら、過去に観た作品を思い返す

コロナウイルス感染拡大防止のため、様々なイベントが中止・延期を余儀なくされている。命を守るためであるから致し方ないことであるし、英断である。

イベントによっては、オンラインでの開催や、無観客+Youtubeでの生配信など、会社・団体の存続に関わる危機の中にあっても尚、新たな挑戦や工夫をしているところもあり頼もしく感じる。

 

とは言え「やっぱり生じゃないと!」と思うものもあるだろう。

 

私にとっては『劇団四季ミュージカル』がそうである。公式YoutubeでプロモーションVTRを見たり、CDを聴いたりすればするほど、生で観たい気持ちが大きくなっていく。2020年もあと2公演分チケットを予約済みだが、できれば全てが収束した状態で、堂々と観に行けたらと思う。

 

今日はそんな再開の日を楽しみに、私が過去に観た作品を振り返りながら、感想や思い出、お勧めなポイント等を紹介したいと思う。「コロナウイルスが落ち着いたら何か特別なことがしたいな」と思っている方は是非参考にしていただけたらと思う。

ちなみに、あらすじは劇団四季のHPに掲載されており、改めて私がまとめることもないので、URLを添付させていただくことにする。

 

人間になりたがった猫

ミュージカル『人間になりたがった猫』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】

私が初めて見た劇団四季ミュージカルである。小学生3年生くらいだったと思う。20年以上も前のことで、詳細なストーリーやセリフは覚えていないが、とにかく心を打たれたのを覚えている。

学校の課外授業として観劇したが「感動した!すごかった!」と興奮気味の私をよそに、周りの友達が冷めていたことが一番衝撃だった。「これで感動しない人がいるんだな」と思ったが、後に私が特殊な部類だと気づかされる経験する。

 

今年、全国公演の予定だったので、観たかったのだが12月の一部の公演を除き中止になってしまった。

「こころの劇場」という小学生対象の招致事業の演目になっているため、比較的お子様でも見やすいのではないだろうか。通常の演目でS席だと1万円前後だが、「こころの劇場」では、高くても5,500円位で、更に子供料金が安く設定されているのでリーズナブルである。「お子様と行く初めてのミュージカル」としてお勧めである。

上演時間は2時間5分(休憩含む)と案外ボリュームがあるので、お子様が飽きてしまうのが心配な方は、念のため通路側の席を予約したらどうだろう。

 

「こころの劇場」は他にも色々な演目があり、地方のホールや会館もまわってくれるので、今後、お近くで興味のあるタイトルがあったら足を運んでみてはいかがだろうか。 

劇団四季 人間になりたがった猫 [DVD]

劇団四季 人間になりたがった猫 [DVD]

  • 発売日: 2009/11/27
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CATS

ミュージカル『キャッツ』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】

おそらく劇団四季ミュージカルの中でもダントツに観てる回数が多い。

猫たちの世界に迷い込んだような会場の演出が有名である。一歩入るとそこは猫が集うゴミ置き場。会場全体に猫からみた大きさのゴミが飾られているのだ。開演前にそれらをじっくり見て楽しんでいる人も多い。

キャッツは演出上、普通の演目に比べて席数が少なく、会場もコンパクトである。その分、演者との距離が近く、息遣いまで聞こえてきそうな距離で観ることができる。

また、たくさんの猫たちが本物よろしく、気ままで好き勝手な動きをする。メインで歌っている猫と離れたところで、あくびをしたり、ゴミにちょっかいを出している猫もいたりして、どこを切り取ってもおもしろい。何度も見る価値のあるミュージカルだ。

 

前の方の席に座ると、ラム・タム・タガーというワイルドな猫に、観客のひとりが攫われるシーンがあるので、私も是非いつか攫われてみたい。ドキドキし過ぎて鼻血がでるんじゃないかと今から心配である。ほんの一瞬だが、ラム・タム・タガーに抱き寄せられたい乙女は是非最前列へ。

 

東京キャッツ・シアターでの公演が7/1から再開される。 

劇団四季ミュージカル『キャッツ』 (メモリアルエディション)

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ライオンキング

ミュージカル『ライオンキング』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】

中学校の修学旅行で、生徒の投票でイベントが決まるというものがあった。予め先生が用意した候補から、行きたいものに投票し、ある程度人数が集まった3つくらいに絞られるというものだった。

候補は様々なジャンルのものが8つくらいあったと思う。私は「ライオンキング一択」だったのだが、150人以上いる同学年の中で、なんと投票したのは私一人だった。「投票するまでもなく、絶対ライオンキングに決まるでしょ」とすら思っていたので、その結果に驚きを通り過ぎ、呆然とした。「私って変わってるのかも」と思い始めるきっかけだった。

 

それから数年後、大学生でバイト代を貯め無事観に行くことができたが、期待以上の大変おもしろい作品だった。

歌やダンスはもちろんのこと、動物・植物の衣装や舞台演出がとても興味深く、どうやって動かしているのか、どうやって考えたのかと夢中になった。中でも私のお気に入りはハイエナの「エド」「シェンジ」「バンザイ」である。動きが、背中の曲線が、それはもう徹底的にハイエナなのである。

楽曲の中では (これもまたハイエナが登場するのだが)、『覚悟しろ』という曲で、ハイエナ達のコーラスをバックに、悪役のスカーが渋い声で歌い上げるシーンが最高にしびれる。エレキギターがかき鳴らされるロックなラストもかっこいい。

 

舞台上に動物たちが集うシーンを見たことがある方も多いと思うが、見どころは他にもたくさんある。最初から最後まで様々な仕掛けがあり、2時間半があっという間に過ぎる。

かなりのロングラン作品であるし、番組でも取り上げられたりしているため、馴染みはあるかもしれないが、まだ生で観たことが無い方は是非観てほしい。「観ようと思えば、いつでも観れる」と思っているとタイミングを逃してしまうので、ちょっとでも気になっていたら行ってみるべき。

 

ライオンキングは名古屋公演が6/28から、東京公演が7/12から再開予定である。

ディズニー ライオンキング ミュージカル

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  • 発売日: 2018/10/01
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【再演熱望】美女と野獣

『美女と野獣』作品紹介|劇団四季

今はもう上演していないが、キャッツの次に何度も観ている作品である。元々、アニメーション映画の「美女と野獣」が好きだったため、迷わず観に行ったが、一度観に行ったら虜になった。

おそらく最後に観たのは12年前だが、今でも目に焼き付いているシーンがある。

1つは、王子が魔法で野獣に変えられる冒頭と、野獣から王子へ戻るラストの「変身シーン」だ。本当に魔法のようだった。

2つ目は、ベルを開放したビーストが、お城の高い塔で「ベルに愛されないなら、もはや人間に戻る意味などなく、命すら要らない」と歌い上げるシーンである。本当に塔のてっぺんにいるかのような演出と、ビーストの声量に鳥肌が止まらなかった。

CDを聴きながら繰り返し頭の中で再生しているものの、こんなに好きな作品なのに段々と色あせていくのがとても悲しい。わがままだが、いつの日かもう一度生で観られることを願っている。 

 

ー後編へ続くー